ブリッジダイオードを省略してLED2個を使った室内灯を思い付きましたが、問題は発光体をどうするかです。一番シンプルなカタチは両車端部にLEDを室内側に配置し、1本の透明棒の両端にLEDを取り付けるタイプです。
LED ============= LED
こんなカンジ。昨日は片側に2個のLEDを差すコトを考えましたが、2つめのICソケットはリード線を延長して反対側の車端部に取り付けるコトも可能です。この場合、ブリッジダイオードを使った時と同じ明るさになるはずですね。
これまで作った室内灯は発光体末端を適当に扱っていたので室内の明るさにムラがあったり、窓から発光体が見えてしまったりしていたのですが、反対側にもLEDを取り付けなければいけないとなると末端の処理もきちんとやらざるを得ず、多少はマトモな室内灯になりそうです。一方で車種に依存しそうですから汎用性に問題がありそうです。
逆に昨日作ったLEDが2個隣り合ったユニットに合わせる発光体を考えてみましょう。単純に同じ長さの2本の発光体を取り付けるのもアリでしょうがちと芸が無いですね。折角ですからもう少しひねってこんなカタチにしてみました。
ええ、U字型です。少しでも光を拡散させようというワケです。
点灯テストをしてみます。片方向に....
もう一方。
もう少しU字の反対側にまで光が回ると美しいのですが、そこまでは上手くいきませんでした。ただ、U字が開いてしまうコトを防ぐためにメンディングテープを貼ったのですが、このテープのお陰で乱反射しているようです。もっと巻きたい気はするのですが、3φにメンディングテープ巻いてもどうせ剥がれちゃうでしょうし、剥がれかけの状態では逆効果でしょうから、あまり追わないコトにします。
さてこのU字型ですが、タミヤの透明プラ棒を利用して作りました。この透明プラ棒、ゆっくりと曲げて行くとご紹介したように180゜ターンするようなカタチにも出来るのですよ。これで解決、というワケには行きません。原因はコスト、この軟質プラ棒は長さ40cm×5本入りとなっています。U字棒の有効長11cm位は欲しいので最低でも22cmのプラ棒が必要となります。とすると350円程度の1袋から5本しか発光体が出来ず、U字棒だけで1ユニットあたり70円近いモノとなってしまいます。コレならLED2コ差しする意味が全くありません。
コスト的に有利なのは3φアクリル棒です。ホームセンターにて1mで100円ちょっと、これで22cmが4本は取れますので1ユニットあたり25円となります。これならばトライする意味はありますね。
アクリル棒を曲げられるかが問題となりますが、半田ごてで間接的に暖めながら恐る恐る曲げてみます。
1回やってみると何となくコツが判ってきました。調子こいて2セット作ってみました。
いえね、最初のヤツは半田ごてに近付け過ぎて溶かしてしまったのですよ。
若干注意が必要でコツもいりますが、アクリル棒が使えることが判りました。
早速光らせてみます。
U字部にアルミテープを巻いてみましたが....あまり効果はなさそうだな。
早速オハ12 2輌に組み込んで比較してみました。
共にLED2個差し、手前がタミヤ透明プラ棒、奥がアクリル棒です。タミヤプラ棒の方がちょっと明るい気もしますが、それ程の違いはありません。ふむふむ、使い物になりそうだな。
コレで上手くいったとして、コストを比較してみます。
部品 | ブリッジ有 | ブリッジ無 |
ブリッジ | 40円 | 0円 |
抵抗 | 1円 | 1円 |
LED | 9円 | 18円 |
ICソケット | 8円 | 16円 |
アクリル棒 | 11円 | 25円 |
合計 | 69円 | 60円 |
ブリッジは鈴商で仕入れた表面実装のモノ、抵抗は200本位りの1本単価、LEDは秋月100個入りの1個単価、ICソケットは40ピンシングルライン150円として1ピン4円としています。
へー、そうですか、ブリッジ無しの方が1個あたり9円安いのですね。こうして見ると思いのほか高いのがICソケットですね。差し替えられるようにと思って取り外しできるようにしたのですが、ユニバーサル基板に直付けしちゃいましょうか。ユニバーサル基板は紙フェノールを使うと1個あたり2円弱、となると1ユニット50円を切る価格で室内灯が作れることになります。ふむ、仕様はコレで決定かな。
先は長い=>「ブログ村鉄道模型」はコチラです。
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。