ようやく土曜日に届いたモノをご紹介できますよっと。
午前中から降っていた激しい雨がひと段落した昼下がりに運送屋さんが重そうに運んできたダンボールの中に入っていたモノであります。
にひひ、車輪ですよ。
先日チラりとご紹介したネットストアにて購入したモノ、伊藤鋳工の車輪です。リンク先は「チルド車輪」となっていますが、径が大きくて商用運転するならば兎も角、房洲軽便鉄道では最高速度がせいぜい5?6km/hの予定ですのでチルド鋳物である必要はありません。また、車輪径が大きい方が実感的ではあるものの、大きくなれば当然価格も高くなりますから予算と相談しながら「No.60」を買ってみました。
ちなみにフランジも含んだ車輪径(鍔径)188mm、レール当り部の径(車径)153mm、レール当り40mmとなっています。
中央には23φの下穴が開いているというコトでしたが、キッチリとした穴が開いているわけでなく鋳型に23φ位の穴が開いているという感じです。
ふむ、旋盤加工でもしてもらわないとダメそうで、このままでは使えませんね。穴径を25φに広げるのは必須で、軸を25mmとして車輪をセットピンで固定するか、軸を20mmとして外径25mmのころ軸受けを入れてフリーとするか思案のしどころです。
冒頭の写真はレール当り側・車輌に付けた場合の軌道外側から見た姿でしたが、その反対のフランジ側・車輌に付けた場合の軌道内側から見た姿はこんなカンジ。
「60」の刻印がサイズを示していますね。
車輪断面はこんなカンジ。
ええと、こうして見ると百スキのようにも見えますなぁ。
フランジ面とレール当り面のサイズも測ってみました。
って、車輪にピンが合っていますが、サイズ表通りにフランジ幅は10mm、レール当り面は40mm位ですね。
さて、そろそろ平トロの設計をする段階に入ってきましたね。フランジが10mmであれば単純に考えるとバックゲージは361mmとなります。ただ、レール当り面が40mmであるのに対してレール天の幅は25mmですから、バックゲージは361mmとしてしまうと軌道外に15mm車輪がハミ出すコトになります。ちょっと出過ぎな気もしますがあまりバックゲージを小さくしてしまうと、今後踏切を作ったり併用軌道を作ったりする時に軌道内側のフランジ逃がしクリアランスを大きく取る必要が出てきます。
大先輩がせんろ商会プラ車輪を実測されていますが、コレと較べるとフランジ幅はほぼ一緒でバックゲージが355mmとなっています。片側3mm程内側にずらしているのですね。車輪幅は今回調達したモノの方が5mm程大きいようですから、もう2mm内側にずらしてバックゲージは350mmにしようかと思います。計算上は軌道内側に16mmのスペースが必要ですが、もう少し取って25mmは開けるようにしましょう。
これからどうやって加工するかが問題ですね。また先輩に聞いてみるかなぁ。
車輪だけでも存在感抜群ですよ=>「ブログ村鉄道模型」はコチラです。
Comments [2]
現物合わせは基本です2さん
日々すごいものを次々と、まぁ。
ここを追っている人のため息が聞こえてきそうですね。
旋盤 車輪 すごすぎです。
うちの重量戸車の移籍を考えていたのにもう。
まぁ、こういう車輪のほうがいいですね。
でも、穴の開け直しというか、うーん悩みどこいっぱいで良きことですね。
おいらたちのせいじゃないですからねー。家族のみなさーん。
怪我のないようにがんばってくらはい。
とくに旋盤はお子様の手の届かないところへー。
さぁ車両ですね。
こっちはのんびり切ったり、作り直したり、転轍機でGOです。ハイ
ぼうずさん
まだ車軸をどうするか決めていませんし、重量戸車は重量戸車でまだ興味津々です。使わないのであれば(ry
あと、旋盤までは逝ってません、まだボール盤どまりです。いやまぁなるべく主軸がシッカリしていて「なんちゃってフライス」になる鴨、と業務用のボール盤を選んだというのはありますけど。
カタチになってる大先輩の姿を見ちゃってるので、全速力で追い掛けてるだけです。や、コレでも全速力のつもりなのですよ。暑くなるまでに平トロっぽいモノを走らせたいんだがなぁ、どうなるコトやら。
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