次回の「大人の遠足」が迫ってきました。その前後に別の遠足があるかも知れないとチラっと書いた気がするのですが、ソチラは1月に決定しました。実は本年同様、出張に絡まないプライベートでの「大人の遠足」を計画していたのですが、ひょっとしたらまた出張が絡むかも知れません。別に図ったワケではなくて偶然なのですが、もし絡んだら大遠足になりそうな予感....今から楽しみであります。今年の「プライベート遠足」はドコ行こうかな。や、その前に次回の遠足の詳細を決めないとイカンのですがね。
さて、先日展示用駅モジュールの貨物側線を配置している時に苦肉の策でTOMIX1241/2 ファイントラック電動ポイント N-PL/R541?15とカーブレールC280?15(F)を組み合わせたら複線間隔が狭くなるコトを発見しました。
中心角15゜のカーブレールも多数発売されており、これらを組み合わせると複線間隔を変えられるのですね。ちょっと考察してみます。
あ、例によって机上の空論ですが、何か?
以下のような図で考えていきます。
・円弧がファイントラックカーブレールの軌道中心。
・点Aを通りOAに垂直な線がカーブに入る時点での基本直線(の延長線)。
・円弧の中心を点Oとする。
・OAとOBは円の半径。
・∠AOB=15゜
・点BからOAに垂線を下ろした交点を点Cとする。
この図から明らかなように、
・?OCBは直角三角形
・基本直線からの垂直方向のずれはAC
・基本直線に対して水平方向の距離はBC
となります。
半径をrとすると、
OC=cos15゜×r
AC=OA?OC=(1?cos15゜)×r
BC=sin15゜×r
となります。
sin15゜=0.259
cos15゜=0.966
ですから、
AC=0.034r
BC=0.259r
で求められます。
正しいかどうかC541?15(F)で検算してみます。S字を描くようにC541?15(F)を組み合わせると元の直線から垂直方向に37mmずれた軌道中心となります。また、元の直線上では280mm移動しています。すなわち標準間隔37mmの複線があった場合、片側をS280(F)、もう片側をC541?15(F)をS280と重ならないようにS字に組み合わせると、複線間隔は74mm、線路の接続点はS280接続点と垂直に引いた線上にあります。
先程の式に代入すると
AC=541×0.034=18.4mm
BC=541×0.259=140mm
となり、S字ですからそれぞれ2倍となって280mmで36.8mm、約37mmとファイントラックの規定値である37mmの線路間隔分広がるコトが確認出来ます。
となるとファイントラックカーブレールのうち、280mmから391mmまでを考えてみます。
280mm AC=9.5mm BC=72.5mm
317mm AC=10.8mm BC=82.1mm
354mm AC=12.0mm BC=91.7mm
391mm AC=13.3mm BC=101mm
S字を作る曲線の半径を変えると水平方向の接続点はずれてしまいますが複線間隔を変えられるコトがわかります。
ちなみに冒頭の線路配置はこんなカンジでした。
N?PL541?15は直線部分が15゜の傾きとなっているので、B点はカーブ側の接続点よりも
140?cos15゜×140=4.8mm
右側となります。また点Aよりも
140×sin15゜=36.2mm
上になります。分岐側はC541相当ですから点Aよりも18.4mm上であり、その差は17.8mm、その後C280?15で9.5mm離れますから、N?PL541?15で分岐した線路とC280で水平にした線路との間隔は
17.8+9.5=27.3mm
実測の27mmとほぼ等しくなります。
何だかゴチャゴチャと書いて判り辛くなってしまいましたが、とにかく異なる半径のカーブレールを組み合わせると複線間隔が変わるのですよ。但し水平方向の接続点も変わってしまうため、ファイントラックのみで複線間隔を変えるのはちょっと難しいかもしれません。
ならフレキ使えって(^^;=>「ブログ村鉄道模型」はコチラです。
Comments [2]
目黒のダンボさん
15度の曲線をこうやって使うのですね!
ポイントとポイントの間の短い曲線をフレキで繋いで大失敗しているので試してみようかな。
ぼうずさん
この舌足らずなエントリーでよく理解出来ましたね。そのうち実例も交えてもう少し考察してみようかとは思っています。しかし使えるのかな?
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