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アクリル絵具と下地処理

昨日吹いた白サフもすっかり乾いたので、アクリル絵具を塗り較べてみました。

右がサフなし、左がサフあり。ホワイトバランスがちょっとコケ気味なのでこの写真じゃ今ひとつ判りづらいですが、左右ともに筆ムラは目立ちます。やっぱりサフじゃ水性アクリル絵具の下地処理として適切ではないようです。それよりも白サフを吹いた左の方が明らかに色が薄くなっています。隠ぺい力にも限度があるのだな、ハッキリとした色を出したい時にはサフを吹いてモールド色を消した方が良さそうです。もっとも、ストラクチャーの場合は若干くすんだカンジの方が雰囲気出ると思うのでそのようなシーンはあまり無いかも知れません。


折角ですから23?226の中では一番大きい線路班詰所の屋根も塗ってみました。同じ緑系じゃツマランので、カミさんのセラムコートの中から実際にありそうな色を借りて塗ってみます。使ったのは2071テラコッタ、「素焼きの焼き物」の色ですがちょっと明る過ぎかな?

館山駅前の南国調の屋根みたいになっちゃいましたな。しかし筆ムラがひどいですね、ヘタクソだなぁ。乾いたら重ね塗りしましょう。
コレを塗っている間に緑系に塗った屋根も半乾きになったので、二度塗りしてみたところ筆ムラも少しは目立たなくなった上に若干落ち着いたカンジになりました。二度塗り必須かなぁ。
ついでにランナーに付けたまま白壁部分をアメリカーナDA164ライトバターミルクで塗ってみました。

ええと、もともと白い下地に薄い色ですから塗ったのが目立ちませんね。それよりも下地がツルツルしているので塗料の乗りがイマイチです。こんな時はサフ吹いた方が良かったかも知れません。

まだホンの少ししか使っていませんが、トールペイント用の長短が見えてきた気がします。

[長所]
・匂わないので室内で気軽に使える
・色も豊富
・比較的安価、但し塗装面単位面積あたりの単価は有利なのか不利なのか不明
・重ね塗り可能で筆ムラを誤魔化しやすい
・水性なので水で筆を洗える、廃液処理不要
[短所]
・水性なので気温が低いと乾燥が遅め
・塗膜が厚くなりがち
・ツルツルした面は塗料の乗りが悪い(要下地処理?)

ま、クレオスの有機溶媒系アクリル塗料を使うと広い面積を綺麗に塗るコトはワタシには難しいですし、今の環境では夜間にエアブラシを使うのも困難ですから平日にストラクチャーを作るコトは事実上不可能であります。若干微妙な一面もありますがトールペイント用水性アクリル絵具であれば作業が出来ないコトもないので、しばらく使ってみようかと思います。乾燥に時間掛かるので進みは遅いけどな。
 
 
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