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レールニッパーの実力

昨日ご紹介したように、某模型店で販売されている「レールニッパー」の同等品と言われるモノを入手しました。早速評価してみましょう。あ、あくまで「同等品と思われる」だけであり、ホンモノではないコトはお断りしておきます。価格差は1000円程度なのでホンモノを買った方がいいかも知れません、在庫があればだけどな。

さて、まずは普段使っている電工用のニッパーと外観を比較してみます。

電工用の方がゴツいですね。電工用は柔らかいとはいえ太い銅線をカットしたりするので刃が厚くなっています。一方で「レールニッパー」というものの買ったモノのパッケージには「プラスチックニッパー」と書いてあって刃は薄く、刃長はあっても華奢なカンジがします。



早速先日切り損ねたファイントラックS158.5のレールを切ってみました。

切り口は綺麗で軽くヤスるだけで使えそうです。但し道床を傷つけずにレールだけカットするのはかなり難しい気がします。先日もご紹介したように、道床付レールからレールをカットする場合、レザーソウが食いつくまでの部分をいかにうまくカットするのかがポイントですから、このニッパーだけでカットしようとせずにレール頭部分だけをカットする位のつもりでいた方がいいのかも知れません。
続いて電工用ニッパーでカットしてみます。

右側の短い方がニッパーの背というか外側、左の長い方がニッパーの内側となります。背の部分の切り口はレール断面の形は保っていますが、切り口は丸くて切り口を整える必要がありそうです。一方で内側はレール底の部分が完全に変形していてかなり汚い切り口ですね。
ひょっとして刃の厚さが切り口と関係あるのかも、というワケで百均で買った刃の薄い安モノ金属ニッパーでレールを切ってみました。

電工用ニッパーよりも切り口は鋭いですね。但しニッパーの内側はやはりレール底が変形しています。
そもそも今回買ったニッパーの内側の切り口を観察していなかったので、再度カットしてみました。

なんだ、やはり刃の内側はレール底がひしゃげてそのままでは使えないような状態なのですね。ま、刃の内側は必ず弧を描いていますからレール底がひしゃげるのは当然ですね。
安モノニッパーが思いのほか良さそうな結果になっているので、今一度確認してみます。フレキレールを両方のニッパーでカットしてみました。

右が安モノ、左がレールニッパー同等品です。あまりアップではなく、また暗いので判り辛いのですが、明らかにレールニッパーの方が綺麗な切り口です。左はレール底の部分が若干変形しています。
レール底側を観察してみます。

上がレールニッパー、下が安モノです。レールニッパーは切り口が直角ですが、安モノは山形になっていますね。カットした両面が使えるというワケではないものの、かなり綺麗に切れるコトは判りました。ふむ、しばらく使ってみましょう。

ちなみに3回ほどカットした時点で刃こぼれ等はありません。

これだけでは耐久性を評価できませんがね。そのうちまたご報告しましょう。

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