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再度ポイントを考える

今朝、雨上がりの線路をパトロールしていたらスギナが伸びてきているのを発見しました。

キッチリ根まで取った部分ではありませんから生えてくるのも当然ではありますが、もう出て来たか。スギナは厄介モノなのでとっとと抜くに限りますな。

さて、一昨日能書きを垂れたポイントですが、外周基準でしか考えていませんでした。分岐側の半径が大きくて内周と外周の半径がほぼ等しいとみなせる場合は可動部の長さは内周側も外周側も同じでもいいのですが、ウチの軌道のように極小カーブの場合はそうはいかないのですね。ちょっと考え直してみます。



まず、可動部700mmで60mm動かす場合のみなし半径を求めてみます。分岐側に動かした場合、可動部の始点も終点もみなし円弧上にありますから、能書きを垂れた時の図のでいうと

・△OACと△ADBは相似なので
 OA(=r):AC=AB:BD
・AB=700mm
・BD=60mm
・AC=700/2=350mm

従って
 r:350=700:60
 r=4083mm
外周側みなし半径は4083mmとなります。スラックを5mm取ると内周は4083?(381+5)=3697mmですね。
外周側も内周側も分岐側に動かした時には中心は同じで角度も同じにならなければならないので、内周側可動部の長さは半径に比例させて短くしなければなりません。下図でいうとABとA'B'は同じ長さではありませんね。

△OABと△OA'B'は相似で、OA=4083mm、OA'=3697mm、AB=700mmですから、
A'B'=700×3697/4083=634mm

内周側の可動部は634mmにしなければならなかったのでした。
ふむ、ナルホド。残りの部分の長さも計算しておきましょうか。

「計算する」といっても計算通りに加工できる自信は全くありませんから、あとは適当です。唯一、フログ中心がポイント支点からどの位の距離にするかだけはそれなりに考えておかなければマズそうですので、冒頭の図を更に加工した以下の図で考えていきます。

O、A、B、C、Dといった各点は冒頭同様ですが、
・分岐側のみなし曲線の始点となる点Aから内周側直線に垂線を下ろし、交点をEとする。
・分岐側のみなし曲線の始点となる点Aからフログ中心である点Fまでの直線を引く。
・AFの中点Iから直線OAに垂線を引くと、その交点は分岐側のみなし曲線の中心Pとなる。
・フログ中心Fからみなし曲線の半径であるAPに垂線を下ろして交点をHとする。
・みなし曲線の半径であるAPと内周側直線との交点をGとする。
もう一つ準備として△OADの各辺の長さを求めておきます。
OA=4083mm
AD=700mm
OD=SQRT(4083^2?700^2)=4023mm

ではいきます。

△AGEは直角三角形であり、∠GAEは∠OADの余角ですから△AGEと△OADは相似となります。
BDを60mmとしていますから、AE=381?60=321mmとなり、
AG=321/4023×4083=325.8mm
EG=321/4023×700=55.9mm
となります。

次に直角三角形△AFEについて考えてみます。
FEを分岐-フログ間距離LとするとAE=321mmですから、
AF=SQRT(L^2+321^2)=SQRT(L^2+103041)
となります。

さて、△AFGの面積はFG(=L+55.9)×AE(=321)/2ともAG(=325.8)×FH/2とも現せますから、
(L+55.9)×321/2=325.8×FH/2
FH=(L+55.9)×321/325.8

△AFHは直角三角形ですから、AF^2=FH^2+AH^2より、
L^2+103041 = ((L+55.9)×321/325.8)^2+AH^2
AH=SQRT(L^2+103041 ?((L+55.9)×321/325.8)^2)

ここで△PAIと△FAHは∠PAIを共有する直角三角形なので相似の関係にあります。従って
AH:AF=AI(=AF/2):AP
より、
AP(分岐-フログ間半径)=(SQRT(L^2+103041)/2×SQRT(L^2+103041))/SQRT(L^2+103041 ?((L+55.9)×321/325.8)^2)
=(L^2+103041)/2/SQRT(L^2+103041 ?((L+55.9)×321/325.8)^2)

となります。

これで分岐-フログ間距離Lを与えると半径APが出るようになりました。
いくつか計算してみるとL=1000(mm)のとき青い部分のみなし半径は2060mm程となり、まずまずの感じです。本当は円弧の長さを求めるべきでしょうが、AF=1050mmであり、コレに50mm足した1100mmをフログまでのレール長さとしましょう。
まとめるとこんなカンジかな?

実はフログ部分で下らんカラクリを考えていたりもするのですが、それはまた後ほど。
 
 
計算、合ってるのかな?=>「ブログ村鉄道模型」はコチラです。

Comments [2]

きーんこーんかんこーん♪
気をつけ
れい!
ありがとうございましたぁー。


あーよく寝た!今日の数学式ばっかじゃん。
おっ、次技術じゃん。なんかつくろーぜー。

えっと、書いておかないとどうやって計算したのか判らなくなっちゃいそうなので、完全に個人的備忘録であります。
しかし工作出来ない時も妄想でコレだけ楽しめるってのが15インチゲージの素晴らしさですな。ポイントの動作機構なんて考え出すとマジで眠れません(^^;

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