アレコレと荷物が届いてカミさんにイヤミ言われてますが何か?ま、破産するほど買ってるワケじゃないしな。
さて、ようやくラズパイ2が届きました。
先日ご紹介したRaspberry Pi B+は700MHz1コアのARM CPUに512MBのメモリを積んでいましたが、最新のRaspberry Pi2 Bモデルは900MHz4コアのARM CPUに1GBメモリを積んでいます。GPUはそのままですが大幅に性能が向上しており、ちょっとしたお遊びには十分な性能であるといえます。
まず思い付くのはメディアプレイヤーでしょうか。かつてGoogle Chromeを買ってその小ささと動画再生能力に感動したのですが、使い辛い点も多いのは事実です。
・インターネットに接続できる環境でないと使えない
⇒外出先でネット環境が無い時にはテザリング用スマホ+タブレット+WiFiカードリーダーが必要となる。
・再生できる動画フォーマットが限られている
⇒wmvやm2t、isoが再生できない。ホームサーバー上には最高解像度で保存してあり、一々再エンコするのは面倒
※isoは最新のAndroid用kodiで再生できるようになった?
・動画をcastさせるタブレットは事実上占有される
⇒他の用途に使っていると動画が途切れるコトが多い
・高品質の動画再生は困難
⇒WiFiでデータをやり取りする以上それほど高いビットレートの動画を扱えない
後継というか上位のNexusPlayerも発売されましたが、上記の欠点は改善されていないようです。
そんなワケでラズパイによるメディアプレイヤーに期待していたのでした。
まずは届いたばかりのRaspberry Pi2と先日届いたRaspberry Pi B+の比較から。右がRaspberry Pi2となります。
外寸は全く一緒で、USB/LANなど外部接続端子もポート数含めて変わりません。但し、チップ配置は若干変わったようで、ラズベリーマークが2では少し小さくなっています。
さて、早速メディアプレイヤーのインストールです。メディアプレイヤーとしては複数のソフトがあるようですが、最もメジャーなのはkodi、旧XBMCのようです。公式ページではWindows上でmicroSDカードにインストールするRaspberry Pi2専用パッケージをダウンロードするコトが出来ます。コレを使うとRaspbianをインストールするコトなく、kodi専用環境が簡単に構築できます。
ラズパイ2にmicroSDカードを挿して電源を入れるといきなりkodiが立ち上がります。
コレでも使えますが日本語化くらいはしたいところです。
解説ページがいくらでもありますからソチラを参照して下さい。
使ってみるとビットレートの低い動画では問題ないのですが、15Mbpsを超えるあたりからコマ落ちが始まるようです。有線LAN接続で規格上は100Mbps、実効50Mbps程度は出ているはずなのですが、ラズパイ側の問題なのかもしれません。まだ調整しきれていないのですが、GPUに割り当てるメモリを増やした方がいいという指摘もあり、このあたりをいじると改善されるのかも知れません。
ちなみにkodi上でオーバークロックもでき、恐る恐るCPU950MHz、GPU270MHzまでクロックアップしてみましたが有意差は感じられませんでした。発熱量も大きく変わらないようです。
再生品質としてはちょっとビミョーな部分もありますが、使い勝手はすこぶるよろしいです。isoも読めますし、NAS上のファイルも問題なく読めます。何より秀逸なのはYasteなるリモコンアプリでしょうか。
Android上で動くこのアプリ、画面を見て分かるように基本的な操作をタブレットから行う事が出来ます。コレがあればキーボードもマウスも接続させる必要がなく、また赤外線ではなくWiFi経由での制御ですからディスプレイの裏側にラズパイ本体をぶら下げておいても使えるはずです。
なお、画面下でウィンドウが3つあるコトが判りますが、この画面をスワイプするとシークバー付のコントロール画面となります。
これがまた使いやすいのですよ。Chromecastと異なりタブレットの電源を落としても再生は途切れませんし、同等の画質であれば安定性は相当差があります。コレで約6,000円、他の使い方もできるし安いと思うんだよな。
先ほど書いた高画質でのコマ落ちとともに、Yasteのファイル表示画面からファイル再生を受け付けてくれないのが惜しいところでしょうか。但しコレは設定でどうにかなりそうな気もしますから、もう少しいじってから評価してみましょう。
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