ココのトコ天気も悪くて外で作業が出来ない上、パソコンを更新して環境が変わったために動画をいじるコトが増えています。動画を操作するのはソフトの使い方を覚えればいいだけですが、画質と効率を両立させた変換を行うためにはある程度の基礎知識が必要となります。とはいえ複数ある動画と音声のコーデックや、多様なコンテナフォーマットまで理解しているワケではないので結果トライアンドエラーで妥協点を探らざるを得ません。このブログは自分でも忘れていたコトを思い出す備忘録も兼ねていたりするので、ビミョーな部分には触れずに淡々と事象のみ残しておくコトとします。
やりたいコトはそんなに大袈裟なコトではなく、
・AVCHD・MPEG-2 TSフォーマット(拡張子.m2ts)の動画の一部をカットした上でファイルサイズと画質のバランスが取れた状態に変換する
というコトです。元ファイルサイズはモノにもよりますが、30分で1.3GB程度のモノを基本とします。
画質を優先するのであれば不要部分をフレーム単位ではなくGOP単位でカットすると無劣化編集が可能となります。いつも使っているVideoStudioProX3を試してみると、GOP単位での編集は出来ず、また極力レンダリングを行わないような編集も何故かうまくいきません。何故か元動画よりもビットレートが上がってしまい、時間が短くなっているのにファイルサイズが殆ど変わらなくなってしまいます。というワケで使用を諦め、ググって出てきたたフリーソフトを試してみます。
まずはAvidemuxというソフト、編集は問題なく行えるのですが動画を出力時にレンダリングしているようで時間もかかるし出来た動画も劣化しているように思えます。使い勝手は悪くないのですが、多少試してみてもやっぱりダメ。ワタシには使えないかな。
もう一つ、TSSniperというソフトも試してみました。コチラは若干馴染み辛いUIではありますが、動画の出力時間も短くて画質の劣化もないように見受けられるのですが....音声が含まれない無音のファイルとなってしまうのです。予め音声側のみを変換すれば問題が解決するというハナシもありますが真偽は不明です。
ちょっとつまずいたのでいま一度考えてみます。編集後は元ファイルの2割弱の再生時間となるイメージですから、無劣化編集となると30分で1GB強のファイルサイズとなります。ファイルが1つや2つならばいいのですが10や20ではないので編集後のファイルサイズはもう少し小さい方が好ましく、ある程度の品質を保ったままMPEG4あたりに再エンコードした方が良さそうです。試しにAVCHD・MPEG-2 TS 1440×1080px、約6Mbpsの元ファイルをAVCHD・MPEG4 1280×720px 5Mbpsに再エンコしてやるとファイルサイズは800kB弱となりました。ふむ、無劣化編集は諦めて妥協点を探った方が幸せになれそうですね。
mp4化のメリットはもう一つ、MPEG-2 TSフォーマットで編集すると拡張子が.m2tとなりウチのNAS(I/Odata HDL-A2.0S)ではDLNA配信が出来ません。主にAndroidタブレットから視聴するのでDLNAを使わずとも視聴は出来るのですが、直接ファイルを叩くと一々ローカルにキャッシュしますから再生するまでに時間が掛かるのでした。.mp4であればDLNAクライアントからも見えて配信も可能です。
ちなみに.m2tsから.mp4への変換は使い慣れたVideoStudioProX3で可能ですから、ワタシにとってはコスト面でも有利です。もう少し最適条件を探る必要はありますが、加工後は.mp4化の方向で画像変換していきましょうか。